予防医療コラム

骨粗鬆症とは ~閉経や薬の影響で骨がもろくなる?~

✅ 骨粗鬆症は「Silent disease(静かな病気)」

骨粗鬆症は、骨の密度(骨密度)が低下して、骨がスカスカ・もろくなり、骨折しやすくなる病気です。進行しても痛みなどの自覚症状がほとんどないため、骨折して初めて気づくことも多く、「Silent disease」とも呼ばれています。

✅ 特に注意すべき方は?

以下に当てはまる方は、骨密度の検査を受けることをおすすめします。

🔸 閉経後の女性

女性ホルモン(エストロゲン)には骨を守る働きがあります。閉経によりホルモンが急激に減少すると、骨密度も急激に低下します。60代以上の女性では、2人に1人が骨粗鬆症のリスクを抱えているとも言われます。

🔸 ステロイドなどの薬を使っている方

喘息、膠原病、皮膚疾患などでステロイド(副腎皮質ホルモン)を長期使用している方は、薬剤性骨粗鬆症のリスクがあります。比較的若い方でも骨密度が大きく低下することがあります。

🔸 過去に骨折したことがある方

背骨や手首、大腿骨の骨折を過去に経験している方は、再骨折のリスクが非常に高いとされています。


✅ 当院での骨密度検査について

当院では、GEヘルスケア製の骨密度測定装置「Chorale(コラール)」を導入しています。これは、DEXA法(デキサ法)と呼ばれる、精度の高い最新の検査法です。

  • ✔ 腰椎と大腿骨を中心に、正確な骨密度を測定
  • ✔ 検査時間は5分程度、被ばく放射線量はレントゲンの1/10
  • ✔ 結果はその日のうちに説明可能です

✅ 骨折してからでは遅い。早めのチェックが未来を守ります

骨粗鬆症は、一度骨折してしまうと生活の質(QOL)を大きく下げてしまう病気です。
とくに高齢者の大腿骨骨折は、寝たきりや認知症のリスクを高めます。

「私は大丈夫」と思っていても、検査してみると骨密度が基準値を大きく下回っているケースは少なくありません


✅ ご希望の方はお気軽にご相談ください

骨密度検査は、自費・保険いずれでも対応可能です。
ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。

📍 あたまと体のヘルスケアクリニック神田 | 千代田区神田の予防医学専門クリニック
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